ハードウェア業界のメリット・デメリットを紹介

仕事 ”IT業界”

就活でIT企業を視野に入れている人

IT企業への転職に興味はあるけれど、未経験だしな、と悩む人

ハードウェア業界って具体的に何しているの?

そんな人へ向けて、ハードウェア業界の開発職に特化して仕事内容を紹介します!

記事の結論

プログラミング未経験者にもハードウェア業界の開発職はおススメできます!

自己紹介

びのこ
びのこ

びのこブログを運営している、びのこです。

地方国立の大学院で食品の研究をしていていました!
プログラミングなんてさっぱり分からない、まったくの未経験でした

そんな私が、2021年4月にIT企業に新卒で入社して1年が経ちました

ハードウェア業界で1年間、開発職として働いて感じた
メリット・デメリットを感想を交えながら紹介します!

新入社員の目線から、IT企業開発職の環境についてを書いていきます!
就活する人や、転職でIT企業を考えている人のためになると思うので、ぜひ参考にしてください!

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そもそもIT企業とは??

ハードウェア業界の紹介をするといっても
そもそも、IT企業ってどんな仕事をしているの?と疑問に思う人もいますよね

IT業界は大きく5つに分類することができます

  1. インターネットWeb業界
  2. 通信インフラ業界
  3. ソフトウェア業界
  4. ハードウェア業界
  5. 情報処理サービス業界

それぞれ簡単に説明していきます!

1. インターネットWeb業界

SNSやニュースサイト、Amazon、メルカリのような電子商取引、ソーシャルゲームなど
インターネットを経由してサービスを提供する業種です

参入する企業が多く、サービスの内容も多岐にわたります

2. 通信インフラ業界

スマートフォンでの通信やWi-Fiなどの無線回線、インターネット環境の整備など
人々が快適に通信を利用できるようにする業種です

3. ソフトウェア業界

パソコンやスマートフォンを使って操作するソフトウェアやアプリケーション開発する業種です

全業界・全職種を対象にサービスを提供できるため、需要が高い業種とも言えます

4. ハードウェア業界

テレビ・冷蔵庫・ゲーム機などの製品
パソコン・スマートフォン・タブレットなどの情報端末の開発をする業種です

家電やゲームなど製品ごとに、大手メーカーの存在が強い業種になります

5. 情報処理サービス業界

企業や団体からの依頼を受け、データ収集・加工・解析・計算処理を行う業種です

企業が抱える課題や悩みを分析し、ITの力(システム)で解決を行います

このようなIT業界の分類は、就活サイトなどを検索するとたくさん情報がでてきます

検索するときは「IT業界 分類」などのワードで簡単にでてきます

他のサイトと同じことをお話してもつまらないので

ここからは、私の体験をベースにハードウェア業界についてリアルなお話をします!

仕事のポジショニング

IT企業の開発職って上で紹介したように、世の中にたくさんありますよね

私はハードウェア業界の中でも自動車業界で開発職をしています!

なので、ここからはハードウェア業界で1年間働いた、私の目線から仕事内容と
そのメリット・デメリットを紹介します!

ハードウェア業界の開発職の仕事内容は??

ハードウェア業界の仕事内容は、プログラミングをしてソフトウェアを作り、
作ったソフトウェアをハードウェアに組み込むことです

ハードウェアとは??

機械の本体や電子回路などを指す言葉です。キーボード・マウス・ハードディスクなどの物理的なパーツも含めます。

つまり、目に見えて触れる製品や、その部品のことです

ソフトウェアとは??

ハードウェア(コンピュータ本体)を動かすために人間のやりたいことをコンピュータが理解できる言語をデータ化したものです

人間がやりたい動作を指示 ⇒ プログラミングがコンピュータ言語へ変換 ⇒ ハードウェアが動く

つまり、人間の指令通りにコンピュータを動かすための「命令や指令を作る」ことが仕事です

実際に仕事で行う作業としては

1. 設計

いつ、どんな時に、どのような命令を出すかを決める作業です

これをもっと詳しくすると、電子レンジが「ボタンが押されたとき」に
「コンピュータが食べ物の大きさや形状をみて、何分温めるか決める」
といったようにAI技術が使われています

2. ソフトウェアの作成

機械が目的通りに動くような命令文を作る(プログラミング)

3. 組み込み

プログラミングで作ったソフトウェアを機械へ組みこむ

4. テスト

組み込んだソフトが正しく動くか、確認作業をおこなう

ハードウェア業界の開発職のメリット

ハードウェア業界で1年間、開発職として働いて感じた3つのメリットです!

  • やりがいを感じやすい
  • チームで協力しながら仕事ができる
  • 大手メーカーの開発業務に関わるチャンスが多い

1. やりがいを感じやすい

  • どの製品にどんな機能(ソフトウェア)を組み込むかというゴールが明確に決まっている
  • 常に新しいことに挑戦することや、課題に取り組み結果を得ることで達成感がある
  • 製品が出来上がる工程を見届ける
  • 「製品を利用するユーザーのために〇〇という機能を開発している」という目的意識を感じる

このように、仕事に対してやりがいや目的意識を感じられるので
モチベーションを維持しやすい環境と言えます

直接ユーザーと会うわけではないが、世の中がより便利になる、
という意識がやりがいを生むことで

実際に、私も安全装置に関わるプログラミングを担当した時は責任感と達成感が両方味わえました

2. チームで協力しながら仕事ができる

  • 1つのプロジェクトに対して、5~6人のチームで開発を行うのが一般的
  • まわりの人に質問しながら仕事をこなしたり、チーム内で助け合いながら仕事をするので安心感がある

特に、私はプログラミング未経験だったので、すぐに人に質問できる環境は安心でした

さらに、チームで仕事をするメリットはスキルアップの効率が良いと感じます

スキルアップには、周りの人に教えてもらえる環境と、身近に目標となる先輩社員が大切になります

先輩社員を見て、自分に足りないスキルを考えながら、足りない部分を補えるので
チームでの仕事はメリットが大きいです

3. 大手メーカーの開発業務に関わるチャンスが多い

ハードウェア業界は大手企業が市場を独占する状況になっていてベンチャー企業などは参入することが難しい業界です

参入が難しい理由は?

開発資金がかかることと、開発に必要な知識や技術力を一から構築するのが難しいためです

その結果、中小企業が大手の仕事を請け負う機会が多くなり、
大手開発メーカーの最新の技術や開発の流れを体験できます

私も入社1年目から大手メーカーの下請けとして、開発業務を行っています
自分が関わった技術が組み込まれた車が、数年後に道路を走っていると思うとワクワクします

ハードウェア業界の開発職のデメリット

続いて、ハードウェア業界で1年間、開発職として働いて感じた3つのデメリットです!

  • 製品の完成に時間がかかる
  • 膨大な知識が必要となる
  • 中小企業では自社開発に携われない

1. 製品の完成に時間がかかる

ほぼすべての開発職に共通していることですが、
製品が世の中に出回るまでに、短くても数年はかかるため、即時的な結果は得られません

営業職の「契約がとれたら結果になる」とは異なり、製品が完成するまでには時間がかかります

製品が完成するまでの間に、いくつも目標やゴールを作って、
モチベーションを維持する必要があります

2. 膨大な知識が必要となる

プログラミング未経験にとってつらいのが、この「知識」の習得部分です

必要になるのは、
「プログラミングする」ためのソフトウェアの知識

それと、
「ハードウェアをどのように動かすか」というソフトウェアを組みこむハードウェア製品の知識

大きく分けると、この2つの知識が必要です

私は、この知識部分の習得でかなり苦しんでいます

また、自動車メーカーの開発には、
開発を自動化する工程もあり技術を習得するのが難しい、という理由もあります

開発の内容は常に新しいことに携わるので、知識のアップデートが必要になります

3. 中小企業では自社開発に携われない

ハードウェア業界は大手企業が市場を独占する状況であることは、メリットに書きましたが

大手メーカーの下請けになることで、デメリットにもなります

それは「担当する開発に制限がある」ことです

会社の規模が小さいところでは、自社開発をする資金がないことが多く

人材を大手IT企業へ出向したり、仕事を下請けとしてもらうことが一般的です

出向や下請けのどこにデメリットがあるかというと、
開発業務の全体を知ることができないという点が大きい

メリットでは、最新技術や開発の流れが体験できると書きましたが、
体験できる部分は、製品の完成品の一部分であり全体に関われるわけではありません

全体像を知ることができないというのは、誰に向けてなんのために開発されるか、
という情報をつかみにくいので、やりがいを感じにくくなります

ですが、「全く感じない」という意味ではありません

デメリットとして書いたものの、大手企業にいたとしても

  • 開発の全貌を知っているのは役職がある人達だけ
  • 開発には数年単位で期間がかかるので、その間に部署が変わることもあり得る

結果、開発の目的部分よりも違う部分に目を向けてやりがいを探すことをおススメします!

プログラミング未経験者が1年間仕事をしてみた感想

新卒で今の企業に入って、1年間ハードウェア業界で働いたリアルな感想です

プログラミングスキルは、基礎知識のみ成長した

仕事で担当になった部分だけ覚えるため、1年間仕事をしてスキルとして身に付いたのは基礎知識のみ

そのため、プログラミングスキルの向上を会社や仕事に依存するのはおススメできません

仕事でスキルアップができない理由はこちらから↓

プログラミング未経験者がIT企業に入社して1年経った結果
プログラミング未経験者が就活でIT企業を選び、1年間仕事をした結果をお伝えします!就活生の参考になれば幸いです

自分で時間を作ってプログラミングを勉強した方がスキルアップになります

プログラミング未経験でも、担当できる仕事はたくさんある

プログラミングの仕事だけでなく、データ収集や分析することもあります。どのプロジェクトでも、プログラムしたことが正確に動作するかテストする作業が必要

このテスト作業にプログラミング知識は必要ないので、未経験者でも担当できます
また、バグが発生しないように品質管理することにも繋がるので、やりがいもあります

自動車業界では、開発の効率化も進んでいるのでプログラミング以外の知識も必要

開発の効率化については、知識の取得は難しいですが
「プログラミングができる=すべての仕事ができる」わけではないので、
未経験者でも活躍できる場があります

また、自動車の仕組みなどのハードウェアの知識は仕事をしながら、
その時々で覚えていくので心配はいりません

総合して、プログラミング未経験者に仕事をおススメできるか

未経験者でもハードウェア業界の開発職は十分おススメできます

特に、その分野の製品が好きな人にとって開発職は楽しい仕事になると思います
(自動車好き、家電が好き、電子回路の仕組みが好き…など)

プログラミング経験者でも、未経験者でも
会社に入ってから仕事内容の知識が必要になるのは同じです

理解の速さに差がありかもしれませんが、仕事に直接影響しないと思っています

まとめ

ハードウェア業界の開発職のメイン業務

ソフトウェアを作り、作ったソフトウェアをハードウェアに組み込むこと

ハードウェア業界の開発職のメリット

● やりがいをやりがいを感じやすい
● チームで協力しながら仕事ができる
● 大手メーカーの開発業務に関わるチャンスが多い

ハードウェア業界の開発職のデメリット

● 製品の完成に時間がかかる
● 膨大な膨大な知識が必要となる
● 中小企業では自社開発に携われない

プログラミング未経験者に仕事をおススメできるか

未経験者でもハードウェア業界の開発職は十分おススメできます

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