
クラッシックコンサートに初めて行ってきました!(クラッシック初心者の感想文)
先日、愛知県でNHK交響楽団の演奏会に誘っていただき、人生で初めてクラッシックコンサートに行ってきました。

公益財団法人NHK交響楽団(エヌエイチケイこうきょうがくだん)は、日本にあるオーケストラの一つ。通称「N響(エヌきょう)」 (wikipediaより)
N響は、国内では予算や演奏技術の規模が大きく、日本を代表するオーケストラ。日本一と称され、国内各地で年間のべ100回以上のコンサートや海外公演も行っている。
私が普段聴く音楽は”歌詞”が付いているものか、”映画のBGM”なんかがほとんどで、純粋なクラッシックは馴染みがなかった。(映画音楽はディズニーやジブリのピアノカバーver.など聞いたりしている)
しかも今回誘ってもらった演奏会の曲目のプログラムは全て聴いたことがないものだった。当日までに数回だけ予習として聴いてはみたが、ポップスの歌詞と違い、一向に覚えられず「本当に楽しめるのか」不安な気持ちのまま演奏会へ向かった。
しかし、そんなことは杞憂だった。演奏が始まった瞬間に心を鷲掴みにされた。
きっとスポーツ観戦なんかと同じで、ルール(音楽の知識)を知るほど、技術(演奏技法)が分かるほど、プレイヤーのバックグラウンド(楽器ごとの個性)を見るほど、楽しさが倍増するジャンルであることは間違いない。
でも、音楽の良いところは頭ではなく心で感じれることだと思う。
今まで失恋ソングで泣いたことはあったが、映画のようなストーリーもなく、共感が湧くような歌詞もない「クラッシック」で泣けたことに、自分が一番驚いた。号泣ではないが、目の奥がずっと熱く感じた。
何が心の琴線に触れたのか分からないが、すっと心が満たされる気持ちになった。”心が洗われる”だとか”救われた気持ち”といった言葉がしっくりくる気分だった。
演奏会の後半は、余裕が出てきて一つずつの楽器の音に集中したり、指揮者が曲調のニュアンスを身振りで表現するのに注目していた。音楽配信やCDなんかでは味わえない臨場感や、響き渡る音の圧がコンサートホールの場には詰まっている。
たった2時間のコンサートだったが、濃密な時間だった。集中していたからか、気が抜けたのか、演奏が終わった後は急な空腹を感じた。クラッシック素人でも十分楽しい時間が過ごせることが分かり、「違う演奏会にも行きたい!」と思える良い経験になった。
NHK交響楽団定期演奏会
【プログラム】
● ドヴォルザーク:序曲「フス教徒」作品67
● シマノフスキ:交響曲 第4番 作品60 「協奏交響曲」
● ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
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