IT業界に就職や転職したいけど、仕事環境や男女比、給料や残業ってどんな感じなんだろう?
残業時間への不安や、ストレスってどのくらい感じるか不安!
そんな方へ向けて、ハードウェア業界の開発職の私の職場環境や給料・残業時間などを紹介します!
ぜひ、参考にしてみてください!
記事の結論
IT業界のハードウェアの開発職は働きやすい環境で私生活とのバランスが取りやすい
自己紹介

地方国立の大学院で食品の研究をしていていました!
プログラミングなんてさっぱり分からない、まったくの未経験者。そんな私が、2021年4月にIT企業に新卒で入社して1年が経ちました
新入社員の目線から、IT企業の仕事の環境についてを書いていきます私の職場の情報を集めました!就活する人や、転職でIT企業を考えている人のためになると思うので、ぜひ参考にしてください!
1. 入社する前に想像していた仕事環境
読まなくても大丈夫な項目です! 時間がない方は、目次から「2. 実際の仕事環境」にスキップしてください
以下は、私が就活中にIT企業に対して想像していた職場環境になります
● 収入面・雇用面での安定
● IT企業はフレックス勤務のところが多そう
● 在宅ワークの導入率が高い
● 私生活と仕事のバランスが取れそう
● 接客する必要がない(初対面の人と多く関わらなくてよい)
● クレームなどの対応がない(怒っているひとへの対応ってストレスですよね…)
IT企業で働いて1年、実際の仕事環境にどのように感じているか、
本題の仕事環境について紹介していきます!
2. 実際の仕事環境

ここからはIT企業のハードウェア業界の開発職のリアルな職場環境です
私の体験ベースのリアルな話になります!
ハードウェア業界って何?開発職ってどんなことしているの?という人はこちらから⇒
項目ごとに分けてお話しますが、まず初めに知ってもらいたい話があります!
それが、システムエンジニア(SE)の勤務形態の種類についてです
勤務形態
システムエンジニア(SE)の勤務方法には、大きく2種類あります!
それが、「社内SE」と「客先常駐(きゃくさきじょうちゅう)SE」です
この勤務方法の差で、担当する仕事内容や働く職場環境に大きな差がでます
それぞれ、どのような違いがあるか解説します
社内SE
社内SEとは、自分の会社(雇用契約している会社)に出勤し、自社で開発をするSEのことです
自社のシステムの開発・運用・保守およびIT資産の管理などを行います
開発のプロジェクトの企画の段階から携わり、システムのメンテナンスやエラー修正を行うことが業務のメインになります

また自社のシステム以外にも「社外向けに提供している自社ITサービス」の開発を行うこともありますが、これも社内SEに分類されます

理由としては、自社で開発したシステムを外部に売っており、自分の会社のオフィスに出勤するため、所属は「自社 = 社内SE」となります
客先常駐SE
一方で、客先常駐(きゃくさきじょうちゅう)SEとは、自分が所属する企業以外に常駐して働くSEのことです。つまり、出勤先が他の企業(クライアントのオフィス)になります

自宅とクライアントのオフィスを往復して勤務を行い、給料は自分の所属する会社から払われることになります

クライアントの指示のもとで開発やシステムの構築、メンテナンスなどの業務をおこないます
数ヵ月~数年スパンでクライアント先が変わり、様々な職場を経験することも特徴の一つです
IT業界では客先常駐での勤務体制の方が、多い傾向にあります
これはシステムトラブルなどの事態に、エンジニアがすぐに対応ができることや、人手が足りない企業に技術提供をしやすいなどのメリットがあるためです
私は、ハードウェア業界の開発職ですが、客先常駐でクライアント先に出勤しています
クライアント先で勤務するため、服装や髪型、勤務時間や休日についてもクライアント先の規則に従って仕事をしています
つまり、この後、紹介する職場環境は、「クライアント先」のルールがメインとなります
男女比は?
私の職場の男女比は9:1になります
男性社員が30~35名と、女性社員4名の部署です
その中にも、5つくらいのプロジェクトに分かれて仕事をするので、
男性6名と女性1名くらいで仕事を進めることが多いです
社員の年齢分布は?
部署の平均年齢は28~32歳あたりです
私が所属しているチームでは、
40代が一人
30代が二人
20代が四人
のチームでプロジェクトを担当しています
40代の人がマネジメント職として、チームの中の仕事の分担を決め、スケジュール調節をします
簡単な質問は入社3~4年目の先輩に聞いたり、仕事で重要なことは30代の人へ質問したりします
英語スキルは必要?
必須のスキルではありません!
業務の中で英語を使うことはほとんどありません
開発職なので、関わるのは仕事をするチームメンバーと取引先になりますが、周りは日本人だけです
担当する仕事も、プログラミングしている時も英語は使わないので、外資系の企業でない限り、英語のスキルで心配することはありません
本当に必要になった時は、翻訳機に頼りましょう!
(まだ職場で利用するほど困ったことはありませんが)
収入・雇用面は?
実際の収入や雇用の安定性って仕事を選ぶうえで大切ですよね
私は理系大学院を修了しているので、学部卒と少し差があるかもしれませんがリアルな手取りの金額を紹介してみます!
収入面
まず、新卒1年目の初任給になります
入社1年目の4月の手取りは、18万6300円でした。残業時間は0時間、税金など除いた金額になります
1年間働いた中で
●最高月収は12月の年末に残業が多くなり、22万7000円
●最低月収は4月の初任給の18万6300円
平均すると、安定して手取り20万を維持しています
雇用面
自社が契約しているクライアント先の数に依存することになりますが、
IT業界全体の傾向からみると、人手不足の傾向が続いているので就職や転職に困らない印象です
実際に、職場にも中途採用の社員さんや、転職された方もいます
プログラミングのスキルがそれほど高くなくても、プログラムのロジックの理解や思考力がある人は、収入や待遇などの条件が良いところに転職しているのをみます
終身雇用の時代ではないので、転職のしやすさも仕事を選ぶ中で重要になると思います
フレックスはできる?
まずフレックスとは、日々の始業・終業時刻を、労働者自身が自由に決めることができる制度です
ある月の出勤数が20日、1日あたりの労働時間が8時間が基準だとすると、月に160時間働くことになります
フレックス制度であれば、5時間働く日もあれば10時間働く日もあり、月に160時間を満たせれば、始業や終業時刻も、労働時間も自由ということになります
ただし、フレックスタイム制であっても24時間いつでも自由に労働できるわけではありません
社員全員の始業や終業時刻が異なると、会議やミーティングの時間設定が難しくなるため、
多くの会社ではコアタイムというものが存在します。
コアタイムとは、「10時~15時の間は出勤」のように職場内に滞在する時間帯を決めることで、
チームとして働きやすくなります
私の職場でもコアタイム付きでフレックスになります
コアタイムは10時半~16時と決まっていますが、
申請などすることで、14時に仕事を終えることも可能です
年間休日・有休はどのくらい?
年間休日数や有休の日数は、クライアント先ではなく自社の基準に影響します
私の職場は120日以上あります
休日・有休の日数は自社の設定ですが、休日の設定はクライアント先のルールに従います
例えば、祝日が平日に重なる日は出勤日になり、その埋め合わせとして、お盆や年末の連休が、超大型連休になります
有休も1年目の夏以降から取得可能で、10日ほどもらえましたが、翌年に繰り越せるので5日分だけ有休消化しました
また、土日の出勤や、帰宅後の呼び出しなどもありません
これは残業時間の項目で詳しい理由を説明します
残業時間って多いの?
新卒1年目の残業時間は、
最少で0時間、最大で15時間でした
残業時間は、リーダー層になると増えますが、役職のない社員は多くても20時間くらいです
客先常駐で働くSEは、クライアント先が残業などの超過時間分の給料を支払うため
多くの企業で残業が少なくなります
また、先ほど紹介したフレックス制度と合わせて、緊急の業務や重要な会議が無ければ、残業した時間分だけ、終業時刻を早めて帰宅することも可能となります
残業時間がそもそも少なく、残業した分は別日に早く帰れるので私生活とのバランスが取りやすいと言えます
在宅ワークはどのくらいできる?
IT業界では、多くの企業で在宅ワークが導入されているので
在宅ワークできない企業の方が少ないとすら感じます
しかし、実際に在宅ワークが可能であるか否かは、クライアント先の方針によって異なります
情報漏洩やセキュリティの問題なども関与するため、在宅ワークのしくみやシステムの導入がされていても、社員の在宅ワークに慎重な企業もあります
会議が多い上司やリーダー層は在宅ワークで、システムの構築を行うSEは出勤する、
といったことも珍しくありません
新卒1年目の在宅ワークの実施は月に1回程度の頻度でした
服装・髪型の決まりは?
この項目は、クライアント先によって大きく変わることがありますが、
一般的に、システムエンジニアは服装も髪型・髪色は自由です
実際に、職場には髪色が赤色であったり、ブリーチやインナーカラーをしている人もよく見かけます
服装も「派手や露出が多くなければよい」くらいの基準なので、ジーパンにスニーカーというスタイルの人が多くいます
理由としては、お客様を直接相手にすることはないため、自由な服装で仕事しても問題ないことが多いためです
クライアントは仕事の指示をしたり、スケジュール調節を行っているため「お客様」ではなく「取引先」のイメージが強いです
余談ですが、お客様がいないので電話対応や名刺交換もする必要がありません
対人関係はめんどくさい?
会話のほとんどが業務内容のことになるので、いい意味であっさりした人間関係です
接客業ではないため、対人関係は職場内に限定されます
上司や先輩社員との関係性が大切になりますが、IT業界は全体的に年齢層が若いため、ジェネレーションギャップも他の業界に比べて少ない傾向にあります
もちろん、相談したり質問したり、趣味などの雑談もしますが
人間関係で悩むような、深い人間関係を築かなくても仕事ができる環境です
私自身も大学時代にいくつもアルバイトやインターンを経験しましたが、年齢が離れるほど、会話が続かなくなるので、年齢差と会話の長さには相関があると思っています
また、対人関係にストレスを感じた場合は、客先常駐のクライアント先を変えてもらう、という選択肢もあります
職場も対人関係も一度に大きく変わるので注意が必要ですが、環境を変えたい人には逃げ道があるので精神的な余裕になります
セキュリティ
最後にセキュリティについてです
意外と、就活サイトには情報がないので、私も入社してから知ったことになりますが、
意外と大事な項目になります
IT業界では、ウイルスソフト対策や情報漏洩などセキュリティ対策が、厳重になっています
そのため、ウイルスを持ち込んだり、情報漏洩がないようにするために、クライアント先の職場でスマホ・音楽プレーヤー・タブレット・個人のノートパソコンなどの持ち込みが制限されていることがあります
申請することで、持ち込みが許可されることもありますが、機器の使用時間や使用場所が限定されることが多いです
そのため、休憩時間は、本を読んでいたり、睡眠時間にしている人が多いです
3. まとめ
● 収入面での安定、年間休日も十分ある
● フレックスのため、遅刻などの心配がなく、朝の時間にゆとりがある
● 年齢も若い人が多く、リーダー層も40代のためジェネレーションギャップも少ない
● お客様がいないため、服装・髪の自由がある
● 接客のストレスがない
● 客先常駐だからこそ、残業もほとんどない
結論:IT業界のハードウェアの開発職は働きやすい環境で私生活とのバランスが取りやすい
プログラミング未経験・新卒でIT業界の開発職になりましたが、
大学時代の接客のアルバイトと比べ、自分の裁量で自由に決められる部分が多いため、職場環境へのストレスが少ないと感じています
個人的には、職場でスマホが使えないのだけがストレスです
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